雨上がり

海からのいただきもの、ひじきを羽釜でゆがき干す。
長男の手はショベルカーの動きになり、ウィーンガシャとザルからすくわれていく。
速さや正確さではなく、楽しく、やりたいようにやる彼の姿が眩しい。

人生の物差しは他者にあてられるものではない。
自分がいいと思うことを自分のやり方でやればいい。
そこにこそ達成感、喜び、悔しさが生まれ、全て自分のものになっていく。