8月23日
たねの木では隔週でお昼ご飯を作っています。
自宅にある食材を持ち寄って、ベテラン母さん達が中心になって
野菜たちをいろんな料理へと変身させていってくれます。
「味噌汁とご飯で十分です」と毎回伝えるですが
ベテラン母さん達は野菜を見ると、手が止まらなくなり
いつの間にか食卓におかずがたくさん並べられます。
「私も子育てしている時は大変だったから、若いお母さん達の気持ちがわかるのよ。余ったら、皆んな持って帰ったらいいのだから」
母さん達の気持ちが嬉しくて
心もお腹もいっぱいになり、今日も明日も元気に生きていく力をもらいます。
「皆なで一緒にご飯を作って食べる」
ただそれだけで心が満ちていきます。
ただそれだけで心の垣根が低くなり、あなたと私が重なっていきます。
この時間をいろんな方と分かち合えたらと
どんな方でも来れる「たねの木のお昼ごはん時間」をこれから開いていきます。
お子さんがおられる方もおられない方も
「生活 たねの木」の時間を感じたい方はどなたでも。
たねの木は、かつての日本の当たり前の日常の一部を取り戻そうとしています。
子どもの学びや遊び、病院、お年寄りの施設、慶次、弔事など
現在は縦に区切られ、一つ一つが「仕事」となっていますが
祖父母の時代には生活の中に全てありました。
家族の垣根が低く、助け合って
「生活すること」「生きること」に時間をかけていたのだと思います。
たねの木ではそのかつての生活の一部分を取り戻し
家族のように生活をしたいと思っています。
「お昼ごはん時間」の日時は改めてお伝えしますね。