有難いことにたねの木に関わってくださっている方は多く、
子育て真っ盛りの方もいれば、「終活をしててね」と残された時間を意識しながらも楽しくルンルンと生きる年配の方もおられます。
ある時、年配の女性が言って下さったことが心に残っています。
お店で食事会することになり、0歳の息子を夫に見てもらい、
短い時間になったとして、ゆっくり食事ができたらと話すと
「2歳になるまでゆっくり食事ができるなんて思わないの。
その後、いくらでもゆっくりできる。
皆で助け合って赤ちゃんを見ればいいんだから」
言葉を受け取った時は、正直驚きました。
「大変よね」という共感の言葉が返ってくることを
どこかで期待していたからです。
いつも助けていただいているし、食事会の時も助けてもらったらいいのかもしれない。
でも、0歳の彼が居る限り、私のアンテナは張っていて
休むことができないのに…と。
その言葉を胸に留めながら、日々を過ごし
その真意が少し見えてきました。
0歳の彼は数年で自分で食事ができるようになる。
投げて、こぼして、「あむあむしてね」と食事ができる今は二度と戻ってはこない。
今の彼、今の状況をそのまま受け止めて
助け合ったらいいじゃない、と言って下さったのではと。
「相手の言葉を聞き(共感し)、自身の考えを伝える」
コミュニケーションを円滑にする方法の1つとして謳われますし
たねの木でも大事にしていることでもあります。
一方で、ストレートに、ピシッと言葉にすることで
明確に意図が伝わることもあると今回のことで思いました。
「ストレートに言っても、あなたは受け取ってくれると信じている」というメッセージも届けられているように思います。
感謝