言葉より伝わるもの

5月21日 学校たねの木

今日は久しぶりに雨が落ちてこない日。
庭で木登りしたり、グミの実を採ったりしながら
はじまりの会が始まり、外遊びもしながら餃子作りをすることになりました。
皮から作ったので、「餃子を作ること」にはもちろん向かいません。
巨大な皮に大量の餡を包みこんだり
薄く伸ばした皮を細かく切って、ソバのようにしたり….
既製品とは異なる柔らかな皮は、子どもの創作意欲を掻き立てていました。

巨大なものは蒸し、餃子のようなものはホットプレートで焼いて
いただきました。
中身もさることながら皮が美味しい。

昼食後、ちょっとしたことから喧嘩が起こりました。
子ども同士で解決できる場合は見守り
難しい場合は、大人が各々の気持ちをよく聞きます。
この時、裁断したり、謝るように促すことはしません。
気持ちが落ち着いたら、話し合ったり、何もなかったように遊び始めたり
その時の流れに任せます。

今回は、大人が話を聞いた後、子ども同士で話し合おうとしましたが
言葉が出てきませんでした。
けれど、二人の間には清い空気が流れていて
自分や相手と向き合っているように映りました。

言葉は正確に使えば、便利で伝わりやすいのですが
表情や雰囲気は、言葉より正直で、嘘がないように思います。
「言葉に頼り過ぎてない?」
二人を見ていたら、こんな問いが浮かんできました。